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平成10年度−14年度に学術創成研究費(新プロ分)で行われた「反陽子を用いた反物質科学」は、平成15年3月をもって終了し、6月に「事後評価」ヒアリングを受けました。
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平成15年10月10日付で通知された評価結果は以下の通りです。皆様のおかげをもちまして、良い成果をあげることができました.
「反陽子を用いた反物質科学」はこれをもって終了しますが、CERNにおける反物質研究は、平成15年度〜平成19年度まで、早野龍五(東京大学大学院理学系研究科教授)を研究代表者とする特別推進研究「反水素原子の分光」、及び山崎泰規(理化学研究所原子物理研究室主任研究員)のInstitute
Project経費によって、引き続き推進されます。
| 研究課題名 |
反陽子を用いた反物質科学 |
研究代表者名 |
小牧研一郎(東京大学・大学院総合文化研究科・教授) |
イ. 評定基準
1 研究計画、目的の達成度について
当初の研究計画、目的を達成したかどうか。
| □ 予定以上に達成した |
■ 予定どおり達成した |
| □ 予定どおり達成できなかった |
□ その他 |
| 反陽子、反物質の生成と科学は、物質の基本問題の解明に不可欠の課題であり、その第一歩として反物質の代表である反陽子、反陽子ヘリウム、反水素が観測可能な量まで"蓄積された"ことは疑いもなく重要である。超低速反陽子の取出効率の改善が課題として残るが、装置開発を含め、ほぼ予定どおりに研究が進められ、当初の目的を達成した。 |
2 これまでの成果について
(1)革新的または学際的な学問領域の創造、共通基盤科学技術の開拓、国際共同研究の推進の観点から高く評価できるか。
| 原子核、原子、分子、レーザー分光学等の分野横断的な協力体制により、新しい学問領域である「反物質科学」を開拓したこと、また、外国の施設を用いた国際共同研究において日本の存在感を高めたことは高く評価できる。 |
(2)当該学問分野及び関連学問分野への波及効果は、どのような状況であるか。
| 当該学問分野においては、CPT対称性のテストを非常に高い感度で行える可能性が高まった。また、本研究推進のために各分野の最先端科学と技術が結集したことで、関連分野への影響も大きく、反物質科学の裾野の広がりを期待させる。今後、他分野(化学など)の研究者にも広く議論のみならず、装置の開放を推進すれば、さらに波及効果が得られると思われる。 |
(3)研究成果の積極的な公表に努めているか。
| 猛烈な研究競争の中、米国グループに先立って反水素作成の成果報告を公表するなど、積極的に研究成果を公表しており、専門分野での努力は積極的なものと考える。今後は、当該専門分野のみならず、反物質科学の考え方、、紅葉についての一般への説明に努力されたい。また、日本人による本研究の成果が広く受け入れられるためにも、論文の筆頭著者に日本人研究者を置くことについて、今後努力されたい。 |
ロ.研究課題の総合的な評価
該当欄 |
評価結果 |
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期待以上の進展があった |
○ |
期待どおり進展した |
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期待ほどではなかったが、一応の進展があった |
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十分な進展があったとは言い難い |
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